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【『ノモンハン : 見下ろす神、地を這う神』 第七十三回】 [ノモンハン考]

☆『ノモンハン美談録』だが、ネット検索すると、チラホラと古書店で売られている。

折り箱に入っていないものは安いものもあるが、私のような完本は52,000円の値までついているものがあって、私が3,999円で買えたのは僥倖のようである^^v

ちなみに、昨日発売され、私も購入した『ハリー・ポッターと死の秘宝』は、3990円であった^^v

では、本日も行きます!

     『ノモンハン :地を這う神々の境地』

   ◇   ◇

 第二柱   陸軍曹長 <岩腰 繁一>

     「豪勇十三人を倒す」

 敵陣間近まで、息をのんで進んだ。

「突つ込めツ!」 隊長の合図の手が、さつと上つた。蘆部部隊の勇士は、どつと敵陣に突入した。敵は不意を喰ひ、悲鳴をあげて、慌てふためく、そこを我が軍は、或は斬り倒し或は銃剣の血祭にあげ、皇軍得意の肉弾戦法によつて、思ふ存分暴れまはつた。

 かくて、七月八日、ホルステン河又附近の夜襲は、見事に成功ををさめ、皇軍の武勇をあますところなく発揮した。が、中でも目覚ましかつたのは、澤田隊の小隊長、岩腰曹長の奮戦振りであつた。

 岩腰曹長は、平常は温厚で口数のすくない方であるが、武道に精進して、既に剣道三段の腕前、大技で、実戦の場合は、いかにも切れ味のよささうな太刀筋の所有者であつた。敵陣にをどりこむや曹長は、右に左に、斬り、刺し、壕中にとびこんでは斬り伏せ、追ひかけては突き伏せ、実に十三人を倒したのである。

 この奮戦に、身に無数のかすり傷をうけ、中でも脇腹の銃創は、かなりの深手であつた。

 曹長のこの勢ひ、つづく勇士達の力闘によつて、残つた敵は算を乱して敗走し始めた。曹長は、重傷もものかは、いよいよ奮ひたち、猶も敵陣深く斬りこまうとする。しかし、目的は完全に果たした。夜も白々と明けかかつた。隊長の命に依り漸く鋭鉾ををさめ、愛刀の手入れを始めた岩腰曹長の姿は、凄愴豪快、絵巻物の中の武者のやうに、美しくも亦勇壮のかぎりであつた。

   ◇   ◇

戦争で亡くなった軍人は、神となり、靖国神社に祭られる。

祀られる神様は、一柱、二柱…、と数えられたりする。

・・・やば、岩腰曹長は、亡くなっていないかも知れない・・・^^;

いまだ、矍鑠としているかもしれない・・・。

でも、便宜的に、「第二柱」とさせてください^^;

もし、ご健在ならば、一杯ご馳走させてください^^

                                                (2008/07/24)
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