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【『ノモンハン : 見下ろす神、地を這う神』 第百九回】 [ノモンハン考]

☆・・・『ノモンハン:70年前の記録・5月 ②』

 今回も、『ノモンハン美談録』より。

     *     *

   ◇五月十八日

 午前外蒙飛行機一機ハンダガヤ附近に飛来、午後に至つて外蒙騎兵百二、三十アルシヤン方面国境に向ひ進出し来る。これに対し我方は警備を厳にす。
 敵は逐次ノモンハン正面に兵力を増加し、戦闘準備の態勢に移り、自動貨車、戦車等の移動活発となる。

   ◇五月十九日

 ノモンハン附近に越境飛来したりたるソ連機に対し、我が飛行隊は直ちに攻撃、その一機を撃墜。

   ◇五月二十日

 十三時ノロ高地に越境、俄に攻撃態勢を示し来たりたる外蒙兵約五、六十に対し、警備隊は之を反撃し国境線外に撃退す。十九時敵軽爆撃機ノモンハン附近上空に満洲国領を偵察したりたるに依り、我が国境監視際はこれを地上より射撃、その一機を撃墜。

   ◇五月二十一日

 十五時五十分、砲二門、戦車六を有する約三百の敵はノモンハン西南方バルシヤガル前方高地に侵入し、国軍よく応戦二十二日未明これを国境線外撃攘、十九時飛来したる敵機に対し我が一部航空隊は之を追撃しノモンハン南方に二十粁の地点に於てその一機を撃墜。

   ◇五月二十二日

 十三時頃わが三機編隊の戦闘機、ノモンハン西北方国境附近に於て、и十五型三機、и十六型八機よりなる敵編隊群と遭遇、四倍の敵機を相手に奮戦その三機を撃墜、他を国境線外に駆逐す。

   ◇五月二十四日

 八時、加農砲二門を有する外蒙兵約四百、突如バルシヤガル附近に越境侵入し来る。満洲国軍直に之と交戦、二時間の後敵を西南方に撃退。

   ◇五月二十五日

 二時、外蒙兵三百は再び同地点附近に夜襲し来る。国軍直ちにこれを国境線外に撃退、東ウジムチン附近に越境逃亡して来たりたるソ連機、и十五改造型一機を抑留す。

   ◇五月二十六日

 連日に亙るソ連軍に外蒙軍の不法越境に対し日満共同防衛の本義に則り皇軍は断乎敵を撃破せんとの決意を固め戦闘準備を整え、行動を開始す。十七時頃ボイル湖東方より越境の敵機二十機を発見、斎藤曹長機は単機群がる敵編隊軍に突入、猛烈なる空中戦を展開、二機を撃墜、二十一時頃又もノモンハン西北方より三機越境、鈴木中尉機の遊撃に遭ひ一機撃墜他は遁走す。

     *     *

 前半、「一機撃墜」の記述が多いのですが、これ、事実ではない上層部への報告上の「お約束の嘘」のように思えるんだよなあ^^;

 「敵が攻めてきているのに、手をこまねいていたのか!」と上役に怒られるので、記録者に「とりあえず一機撃破にしとけ…」って感じ。

 ・・・しかし、次第に戦闘が激化してきています。

 度重なる、ソ連軍の挑発行為に、関東軍も本腰で動き出しました。

                                                  (2009/05/31)
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